保 存 額 装 に つ い て
 
 この額装の目的は、額に収めるイメージを 紫外線による退色や

 湿害によるシミやカビから護るために施すものです。

 Oneirpompeのマット製作は通常でも、中性紙・無酸のりを使用し、本額装で仕上げておりますので、

 すぐにイメージが劣化してしまう恐れは無いと思います。

 しかしながら、5年・10年・・の単位で考えますと、劣化は避けられないと考えております。

 そこで、アンティークなどの貴重なコレクションを額に収める場合、この額装を推奨致します。




     図1に示した通り、作品保護を第一に考え、額縁内の保存環境を改善する額装を施します。

     図2のように6点を重ね水貼りテープで “パッケ” し額縁に収め、

     裏面周囲を水貼りテープで閉じる本額装仕上げです。



図1
図2(図1をパッケした状態)

図2を額縁に収めた状態(本額装)


@ UVカット アクリル 3mm
A 作品+マット
  *作品を止めるテープも中性です。
B ピュアマット(中性)
C アルファマウント・アートケア
   (弱アルカリ)
D アーカイバル フォームボード(中性)
E ニューマット2mm 裏板吊り金具付き
   (中性)

【 特 徴 】

@ UVカット アクリル
    
3mm
光による退色を防ぐ事ができますが、
UVカットの効果は永年ではありません。

B ピュアマット
   (中性)
コットンで作られたマットで、美術館でも使用されています。
コットン繊維に定着している粒状物質が、作品中の酸を中和する働きがあります。
また、防カビ処理が施されていますので、カビを寄せ付けません。
C アルファマウント・アートケア
   (弱アルカリ)
アクリル(ガラス)と額縁の隙間から入る汚染物質や、
額縁内部で生成される酸性の副産物から作品を護ります。


D アーガイバル フォームボード
  (中性)

額の裏側から侵入する汚染物質から作品を護ります


●汚染物質とは・・

自動車や工場から空気中に排出されるだけでなく、建築材料や額縁材料からも発生します。

代表的な汚染物質 : 酢酸,二酸化窒素・アンモニア・ホルムアルデヒト・二酸化硫黄

 
@,B,C,DのUVアクリルとマットを使用することで、カビや黄ばみ、作品の退色を極力遅らせる事が出来ますが、

UV
カットの効果は永年ではありません。直射日光はさけて下さい。

また、日本は欧米に比べ湿度が高いので特に飾る場所には注意が必要です。


作品の状態を保つためには、温度と湿度は一定にし、常に空気が動いている状態がよい。
  又、紙に最適なのは、温度20℃
±2度・湿度40% と言われています。



一般住宅の場合、湿度や温度の調整管理された美術館とは飾る条件が違いますので、

保存額装しても完璧な状態で作品を維持し続けることは難しいと思いますが、

かなり劣化をくい止める事はできます。

 大切な作品は、ご紹介致しました“安全なマット”を使用した額装を、推奨致します。